妊娠中は食事に気を遣いますよね。今までは自分が好きなものを中心に食べていた方も、妊娠がわかれば赤ちゃんのためにも食事には気をつけたいものです。妊娠初期はつわりで食べ物を口にするのも辛いこともあると思いますが、食事を抜くのは体に良くありません。食べれるものを食べれるだけ食べるようにし、水分摂取も意識して行いましょう。とは言え、「無意識に食べていた物が赤ちゃんに悪影響だった…」なんてことがあると妊娠中のストレスになってしまいますよね。
今回は妊娠がわかったらチェックしておきたいなるべく避けるべき食べ物についてご紹介していきます。
■食中毒になる恐れがあるため、避けるべき食べ物
刺身
刺身やお寿司はつわりの時などでも食べやすそうに感じますが、生の魚は食中毒の原因になるもなるため避けた方が良いでしょう。お寿司を食べる際は生ものではなく熱の通ったものを選ぶようにしてくださいね。
ナチュラルチーズ・生ハム
ナチュラルチーズや生ハムに含まれるリステリア菌がリステリア感染症の原因となり、胎児に影響を及ぶ可能性があります。チーズを選ぶ際はプロセスチーズを選ぶとよいそうです。リステリア菌は一般的な食中毒の菌と同じく加熱することで死滅します。
生卵・魚卵
生卵や魚卵にもリステリア菌が含まれているなど、食中毒を引き起こす危険性があるため、生や半熟で食べるのは避け必ず熱を通したものを食べるようにするとよいそうです。また、生卵の殻にはサルモネラ菌がついている場合があるので調理過程でも十分に注意が必要です。
牡蠣やホタテなどの貝類
貝類は妊娠中でなくても食中毒にかかる危険性が高い食べ物です。食中毒は妊婦本人にとっても赤ちゃんにとっても悪影響となりますので妊娠中は避けるようにしましょう
■多量摂取を控えるもの
マグロなどの大きな魚
マグロなどの大きな魚には水銀が比較的多くの水銀が含まれています。水銀は摂取しすぎると胎児の発達に影響を及ぼすため気を付けたほうがよさそうです。摂取量については厚生労働省のホームページなどに記載されています。
うなぎ
うなぎに含まれるレチノールという物質を摂取しすぎると、胎児に影響を及ぼします。特に、妊娠初期はなるべく控えるようにしましょう。うなぎだけでなく、ビタミンAを含む食材は多量に摂取しないように気を付けてくださいね。
海藻類
昆布やわかめなど海藻類にはヨウ素が含まれているため、摂取しすぎると胎児の甲状腺機能が低下する可能性があります。摂取量には十分気を付けましょう。
妊娠中は基本的に生の食材は避け、熱を通すことを意識したほうがよさそうです。どんな食材においても過剰摂取はよくありません。偏食せずにバランスの良い食事を心がけることが大切です。今回は、妊娠中に避けるべき食材を紹介しましたが、食べてしまったことを後悔したり、食べられないことがストレスになってしまっては赤ちゃんにとってもよくありません。もし、気づかずに食べてしまった場合でも大丈夫です。今後の食事では気を付けるようにしましょう。