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夏の暑さに打ち勝つマスクを!立体マスクの作り方とアイデア色々♡

少しずつ日常生活が戻ってきましたが、まだまだマスクはマストですよね。でも、気温が高くなってきたことで、マスクの中が蒸れて着用するのが不快に感じる事も。

そんな夏のマスク生活におすすめしたいのが、「西村大臣マスク」とも呼ばれている立体型マスクです。

マスクの中に空間ができるので比較的涼しく、快適に着けることができるとSNS等でも話題になっています。

今回はその「立体型マスク」の作り方と、少しでもマスクを涼しく着けられるアイデアをご紹介します。

立体型マスクの作り方

まずは立体型マスクの作り方をご紹介します。動画サイトなどでもたくさん紹介されていますが、直線縫いだけでできて行程が少ないので簡単に作れます。

使うもの

表地になる綿の生地と、裏地になる生地の二種類を使います。今回はより涼しいマスクになるよう、裏地は接触冷感の肌着を切って使いました。接触冷感の生地は薄手なので、間にシングルガーゼの生地をプラスして使います。

  • ゴム

マスク用のゴムがあればそれがベストですが、なければヘアゴムやTシャツヤーン、輪切りにしたパンストでも可能です。

  • ミシン、ミシン糸

縫う箇所は少ないので、手縫いでもできますが、布が重なって厚くなるところもあるので、ミシンを使う方が楽に作れます。

  • 型紙用の紙など

型紙の作り方はこの次に紹介します。私はクリアファイルを切って型紙にしていますが、新聞紙やコピー用紙などでも大丈夫です。

型紙の作り方

型紙を作ります。各サイズを記載したので、こちらを参考にまずは長方形を切りましょう!

 

切り落とし
男性用
26
19.5
6
女性用
24
18
5.5
子ども
20
14
4
小学生
23
17
5

 

男性用、女性用、子ども用(幼児)、小学生用の4パターンに分けました。

まずは縦×横の長方形を紙に書きます。その長方形の、4つの角から各辺に「切り落とし」の欄に書かれている寸法で印をつけ、印同士を斜めに結び、長い8角形ができれば型紙の完成です!

①布の裁断としるしつけ

布の裏側に型紙を写します。手芸用のペン等か、なければ油性マジックや鉛筆でもOK(笑)私はPILOTのこすると消えるボールペンを使用しています。熱でインクが透明になるので、出来上がってからアイロンをすればしるしが消えて便利です♡

写真のように、八角形の角になる部分がわかりやすいよう印をつけておくと後の工程が楽になります。

しるしをつけたところの周囲を、約1㎝くらい残して布を切ります。表布、裏布の二枚を同じように裁断します。冷感素材を使用する場合は、表地と裏地の間に入れるガーゼ生地も同じように裁断して、合計三枚になるようにしておきましょう。

 

冷感素材はよく伸びるものが多いので、型紙通りに切ったつもりでも変な形になってしまうことも!なるべく生地を引っ張らないようにし、型紙を紙で作っている方はまちばりで生地と型紙をとめて切りましょう。

②筒状に縫う。

 

布の表になる面同士がくっつくように(印をつけた面が見えるように)重ねて縫っていきます。冷感素材を使う場合は、一番下にガーゼ生地、その次に印付けをした面が下になるように冷感素材の生地を重ね、最後に印付けした面が上になるように表地を重ねます。

 

縫うのは、写真でいうところの「上」と「下」の辺で、八角形の長い辺二つです。筒のような形になったら裏返します。

私は途中で印が消えてしまうと困るので、(そして面倒なので)あまり作業途中にアイロンをしません。もし面倒でなければ、縫い目に沿って折るようにアイロンをかけると仕上がりはきれいになりますよ!

 

③端ミシンで型付け

②の縫い目をしっかりさせるために、端から2ミリくらいのところを縫います。この「端ミシン」をしておかないと、何度か洗濯をすると形が崩れてきたり、鼻や顎の部分がフィットしなくなってしまいます。

④裏地を一部カット

八角形の左右にあたる辺は、これからゴム通し部分になってきます。そのときに布がたくさん重なって分厚くなりすぎると縫いにくいので、少しでも薄くするために、裏地の縫い代(しるしから1㎝程度残して切っておいた部分)を切り落とします。冷感生地使用で、三枚の布を重ねて作っている場合も、ガーゼ生地と冷感生地どちらも、しるしをつけている線のところで切ってしまいます。切った布の端を、表地で挟むイメージで、表地は印に沿って折っておきます。

⑤さらに端ミシン

③で縫った部分を中央に向けて折り、折り目部分を端ミシンしていきます。印付けの時に付けた、八角形の角部分の印で折り返します。④で左右の部分が出来上がり線で折られているので(私はアイロンをしていないので、しっかり折れておらず、まちばりで留めています。)左右は折られたままの状態で、上下を折りましょう。

上下それぞれに縫い終わるとこんな風になります。この端ミシンをすることで、立体マスクの凸部分がふにゃっと顔に張り付きにくくなります。

⑥斜め部分をまち針で固定

八角形の斜辺の部分を、左右の辺と平行になるよう留めていきます。ここがこのマスクの一番の山場です!まず表地を出来上がり線で折り返した左右の辺の、端から3センチのところに印を付けます。写真では見にくいので、ピンクの破線を印として付けました。この印と、斜辺につけた出来上がり線の印が重なるようなイメージで、ぐぐっと引っ張りながら斜辺を折り返します。この時、折り返した布端(赤い印)が⑤で端ミシンをした部分(緑の線)よりも外に出ないよう注意しましょう。

同じように、残り3つの斜辺もまち針でとめると、一気に立体感がでます!

⑦ゴム通し部分を作る

⑥でつけた、端から3センチの印に重なるように、左右の辺を折ります。折った部分と斜辺が固定されるようにまち針を留めたら、形を見てみましょう。斜辺の折り返し具合を変えると、マスクの立体感が調整できるので、上下で立体感が違うなどがないか確認します。良さそうなら、待ち針を留めた、左右の辺を縫います。

分厚い生地を使っていると、この工程は固くて縫いにくくなっているかもしれません。縫いにくければミシンの運針スピードを遅くして、ゆっくり縫いましょう。無理にハイスピードで縫うと針が折れてしまいます。

 

ゴムを通して完成!

左右のゴム通し口からゴムを通せば完成です!ゴムを通しにくい時は、鉛筆など長いものを反対側から入れてみると通しやすくなりますよ。

ここからは、マスクをより涼しく使える工夫をご紹介させていただきます。

冷感生地

作り方の所でも説明した冷感生地を使う方法として、着古したエアリズム(UNIQLO)の肌着や、100円ショップでも売られている接触冷感の生地などが使えます。写真は、先日ホームセンターで安く売られていた接触冷感のTシャツです。いまの時期なら、去年のモデルのものが安く売られていることもあるので、しっかりチェックしたいですね。

ハッカ油で清涼感

ハッカ油は、子どもが口に入れても安心な自然由来の成分で作られた天然オイルです。ハッカの清涼感のある香りで、マスクの中の空気が冷たく感じられるという効果があります。除菌効果もあるので、マスクを衛生的に持ち歩くのにも使えて一石二鳥!

使い方は、ハッカ油スプレーをマスクから30cmほど離して吹き掛けるだけです。

クールスプレーを

シャツなどの衣類にスプレーするとひんやり冷たく感じるという冷感スプレーは、最近では100円ショップにも多数取り揃えられています。マスクにもスプレーすることで、ひんやり感が味わえ、爽やかな香りでマスクが快適に付けられそうです。

涼しいマスクで夏を乗りきろう!

我が家の小学生の娘は、毎朝20分ほど歩いて学校に通っています。一緒に通っているお友達の中には、マスクが暑くて登校中外している子もいるのだとか。

マスクなしで安心して暮らすことができる日々は、まだ遠そうですし、なるべく快適に、なるべく負担に感じないように、マスクとうまく付き合っていける方法を見つけたいですね。

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