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子どもの情操教育にも♡親子で読みたいおすすめ絵本 冬編

コロナウイルス感染拡大の影響や、日が短くなって外遊びも少ししかできないことで、ますますおうちですごす時間が増えてきた今日この頃。そんな冬のおうち時間に(も)おすすめしたいのが絵本です。

普段の自分たちの生活では知ることができないことが知られたり、季節感や冬の新しい楽しみ方を知るきっかけにもなるかもしれません。

今回も、絵本大好きな私がライター目線、ママ目線で選ぶ冬のおすすめ絵本をご紹介します♡

我が家の娘たちはもう6歳(小1)と4歳ですが、今も毎日絵本の読み聞かせをしています。「もう小学生だし自分で読めるでしょ」と言いたくなりますが、親子の触れ合い時間だと思ってぜひ読み聞かせをしてみてくださいね。というわけで、今回は3歳から6・7歳くらいを対象に選んでみました。

 

温かい気持ちになる絵本

冬ならではの暖かさを感じられる2冊をご紹介します。

みんなでぬくぬく

 

寒い夜でもみんなで身を寄せ合って寝るとあったかいですよね。表紙の3匹も、おうちのストーブが壊れてしまって1人では寒くて眠れずに集まってきます。ちくちくの針があるハリネズミさんという「ちょっと難あり」なメンバーを工夫して仲間に受け入れる思いやりにほっこりするストーリー展開は子どもでも分かりやすく、温かい気持ちを親子で分かち合うことができます。

文字と文字の間のスペースがたくさん入っていて(例えば「とつぜん 戸を たたく音が」という風に。)読んでいる方は無意識にゆっくり間を置きながら読むようになります。シリアスなシーンやドキドキハラハラな展開がないこともあり、のんびりゆったりした雰囲気で読み聞かせができようになってるんやなぁ、と読みながら文の工夫にいつも感心しています。

トムがてぶくろおとしたら

 

パパママの中には、ウクライナの民話「手袋」を知っている方もおられるのではないでしょうか。落ちていた手袋を見つけたねずみに「いれて」と様々な動物がやってきて、「まだ入れるの?!」「手袋にはしごがついてる?!」などなどハラハラな展開がおもしろい絵本です。(こちらも調べてみたところまだ販売されているようです。私は子どもの頃にクラスの劇でやった覚えがあります(笑))その「手袋」をアレンジしたのがこちらの「トムが手袋おとしたら」。ハラハラする物語の展開はそのままに、さらに動物たちとトムのユーモラスな掛け合いに初めて読んだときにはおもわず読みながら笑ってしまいました。最後には手袋がはじけ飛ぶ(これは原作の方とは違う部分です。ネタバレしてすみません。。。)ところでは子どもたちも何度読んでも笑っています。

動物たちとの掛け合い部分のセリフはどれもリズミカルで、子どもたちも覚えやすくふとした拍子に口にしています。覚えているから、空で言えるから、というのは「絵本がしみ込んでいる」証であるとは言えませんが、そんな風に読み聞かせの成果(?)が出ることは読み聞かせを行っている立場としては嬉しいものです。

わくわくする本

何度読んでもドキドキワクワクするような絵本をご紹介します。

はたらきもののじょせつしゃ けいてぃー

 

普段は「のろま」とばかにされている除雪車の「けいてぃー」ですが、雪が降った日にみんなを助け、感謝される存在になるというお話です。積もるほどの雪をあまり目にしたことのない子どもたちには雪に対して憧れがあるようで、雪が積もっていろいろな不都合が出てくる作中の車たちに驚きつつもハラハラしながら聞いていました。雪がどんどん積もってくる描写や、困っている車たちをざくざくすいすい助けるけいてぃーの描写には大人でもワクワクする気持ちを禁じ得ない魅力があります。

街の絵も細かく描かれており、最後の方のページではけいてぃーの通った道や助けられた車を含む町の地図が描かれていて、子どもたちは迷路のようにけいてぃーの通った道を指でなぞって楽しんでいます。

うさぎちゃんとてんぐちゃん

 

こちらも子どもの頃に見たことがある!という大人の方も多いと思われるロングセラーの名作です。軍手をうさぎにする方法など、いろんな遊びがのっていて、子どもならすぐに試したくなるものばかり。他のだるまちゃんシリーズも読んでいる子なら特に、だるまちゃんに親近感を持っていることと思うので、読みやすく親しみやすい絵本なのではと思います。

ロングセラーなだけあって、文体や単語が古めかしいところがありますが、そういった昔っぽさも新鮮で作品の面白味になっています。時代を超えて、また受け継ぎたくなる絵本です。

おうち時間を楽しく

おうちで過ごす時間をより楽しめる絵本2冊をご紹介します。

あのこはどーこ?

 

寒くて子どもからの「外で遊ぼうよー!」コールに応えられない日に読みたいのがあのこはどーこ?です。アップルパイを作っているお母さんに何度も「ぼくを探して!」とリクエストする男の子。絵本を読み終わる頃には子どもたちは「あのこはどーこ?ごっこ」がしたくてたまらなくなっていることでしょう。

母としては、探してと言われる度に料理の手を止めて探してあげる作中のお母さんの優しさに我が身を振り返って反省する絵本でもあります。(笑)

もりのほんやさん

 

冬のおうち時間に、少しづつ読み進める読書の楽しみを味わってみるならこの本がおすすめ♡年長さんくらいから1人で読める文章量で、初めての1人読みにもぴったりです。ストーリーの中で、別の本のストーリーを追う場面があったりと話の中にメリハリがあり飽きずに読めます。本文はそんなに長くないのですが、本文以外にも細かな書き込みがあちこちにあるので、何度読んでも新しい発見がありそう。

本屋の店員さんが羊、という時点でオチは多少想像がつくのに、「結」までの「起承転」が心情や風景の豊かな描写で、ウキウキするような読み応えのある内容になっているのも注目です。

プレゼントに

クリスマスやお正月に、プレゼントのリクエストを聞かれる事も多いですよね。そんな時にリクエストしたい、長く楽しめる絵本を2冊ご紹介します。

ふしぎの図鑑

 

プレゼントでもらうなら、普段はなかなか買わないけど長く大切にできる絵本をリクエストしたいもの。図鑑なら、始めは絵を見て少し大きくなってきたら内容を読んで、読み終えてからも調べ物をする時にと長く使えます。

我が家もDVD付きの図鑑を何冊か持っていますが、子どもの好きな物(昆虫や星、乗り物や花など)に合わせてセレクトをすると、興味や関心を伸ばせます。反対に、特に興味のないジャンルの図鑑は全く開かないという恐れもあるので注意が必要です。

こちらのふしぎの図鑑は、たくさんの不思議をわかりやすく解説してくれていて、子どものなぜ?に速やかに対応できます。大人でも分からない事や曖昧にしか知らないことが解説されているので、親子揃って「へーえ!」連発になること請け合いです。

ブラックライトでさがせ!妖怪探偵修行中

 

こちらもうちの娘が大好きな一冊です。別売りのブラックライトで照らすと特殊なインクでプリントされた妖怪が見えるようになります。この手の「光を当てると見える」といった物は、光を当てなくても角度を変えてみるとうっすら見えたりする物もありますが、こちらは光を当てないと全くわからないので、大人でも夢中になって探したくなるほど。

妖怪大好きな娘の影響で私も最近妖怪に興味を持ち始めたのですが、日本古来の色々な考え方や教訓(夜は早く寝る、もったいないことをしないなど)を元に作られた妖怪も多く、どういった妖怪なのかを索引ページで調べてみると私自身も勉強になります。

冬も絵本でSTAY HOMEを♡

おうちで過ごす時間が増えた今年の冬は、これまで絵本をあまり読んでこなかったお宅も絵本デビューをするチャンスでもあります。

夢中になれる絵本を見つけて、おうち時間をより楽しめるといいですね。

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