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【大山崎町】アサヒビール大山崎山荘美術館でアートと歴史に触れる【クロード・モネ】

ロンドンナショナルギャラリー展(2021年に開催終了)に行って以来、元々アート好きだった娘は、ますますアートに興味を持つようになりました。
その時に生まれてはじめて観たゴッホのひまわりと、モネの睡蓮の池、ムリーリョの幼い洗礼者聖ヨハネと子羊の3作品は、ポストカードを飾っているほど大ファンに。(ちなみに、息子は睡蓮の栞を愛用中)

で、今回はその中でもクロード・モネのネタです。
そもそもモネは、30年間に渡り約250枚の睡蓮を描いているってご存知でした?
私は、何となくいっぱいあるなーとは思っていましたが、思ってた以上に睡蓮のシリーズはあるんだ!と驚きました。

「いつか他の睡蓮も観てみたいねー」
と、親子で話していることを知人に話していたら、
「え?睡蓮って大山崎町の美術館にあるで!」
と教えてもらいました。

大山崎に美術館があることも、モネが観られることも知らず…盲点でした!

アサヒビール大山崎山荘美術館へ!

アサヒビール大山崎山荘美術館があるのは、阪急大山崎駅もしくはJR山崎駅から徒歩10分程度。
駐輪スペースはありましたが、結構急な山を登っていくので、電動じゃないと厳しいかも。駐車場は駅周辺のコインパーキングしかありません。
ですが、無料の送迎バスが大山崎駅から山崎駅経由で出ていますし、歩いてもそんなに遠くは感じませんでした。

送迎バスは本数が限られているので注意。事前予約の必要はありませんでした。

ただ、坂道なのと館内も段差が結構あるのでベビーカーは厳しそうです。

美術館までの景色も最高!

バスを降りると、こんな感じ。

なんかの映画に出て来そうだし、出ているのかもしれませんが、とにかく趣のある入り口。

美術館まではここから庭園を抜けて、約5分ぐらいかかります。(庭園は約5500坪!)
元は実業家の方の別荘だったそうですが、こんな別荘最高すぎる!ってぐらい景色もお庭もいい感じです。

季節によって、風景もがらりと変わりそう。

ゴールデンウイーク中に行ったのですが、そこまで混んでおらず、ゆっくりと庭園も見学できました。
ただ、庭園でお弁当を広げたり、レジャーシートを敷くスペースなどは見当たらなかったので、ピクニックには不向き。

途中にあるレストハウスで、リュックやスーツケースなどを預ける必要があります。(コインロッカーは無料)
ここで私たちは、息子のリュックと上着を預けてさらに進みました。

いざ館内へ!

すごく、素敵な外観!
約100年前の建物だそうですが、この時期の建築って和と洋がいい感じにミックスされていてテンション上がります。(建築家の方はイギリスで勉強された方らしい)

睡蓮が展示されている建物は、安藤忠雄氏の設計だそうで、一気に現代的な感じになります。(撮影不可でした)

中学生以下は無料、高校生・大学生は500円、一般は900円を支払い、館内へ。
子ども向けに、宝探しクイズも配布されていました。(建物にかくされている細かな装飾などを探す感じ)

モネ…やっぱりすごい!

大山崎山荘美術館は、初代アサヒビール社長のコレクションを中心に洋画・陶器などいろいろな作品が展示されています。
その中でも、最も有名なのはやはりモネが描いた5作品。

5作品を一気に観れる!とテンションが高めでしたが、私たちが来訪した時は、その中から3作品が展示されていました。

それでも200㎝を超える作品もあって、優雅で迫力があって、間近で観られるので筆づかいなども美しく、結構な時間ここで過ごしました。
じっくりと観られるように、椅子も置いてあります。

休日でもそれほど混んでおらず、どの展示にも10人ぐらいしか人がいなかったので、好きなだけ作品を鑑賞できるのがポイントが高い!
ですが、スケッチは禁止だそうです。

アサヒビール大山崎山荘美術館HPより

景色も最高です

テラスからの景色。

テラスを望む場所には喫茶コーナーがあり、お茶を飲みながら景色を楽しむこともできます。
この日はここが一番混んでいて、私たちはお茶はできませんでしたが、喫茶を利用しなくても、テラスに行くことはできるので、十分に堪能しました!

歴史に興味のあるお子さんにもおすすめ!

大山崎山荘美術館は、天王山の山麓にあるのですが、天王山って聞いたことないですか?

私は歴史に詳しくないので、何となく聞いたことがあるかな?ぐらいでしたが、明智光秀と豊臣秀吉が戦った「山崎の合戦」の舞台だそうです。
美術館に入る道が、天王山の登山道になっていて、約1時間で山頂まで登れるそうです。

美術館の入り口あたりにも、山崎の合戦の様子が堺屋太一氏監修で物語として書かれていて、それだけでも読み応えがありました。

天下分け目の戦いのことを、今でも「天王山」というのは、ここが語源となっているそう。

美術館は1時間程度で観てまわれますので、興味のある方は、そのまま山道を進んで天王山登山に挑戦してもいいかもしれませんよ♪

子どもにもアートを感じる心がある

我が子が美術館に行くようになったのは、「ゴッホのひまわりが観たい!」と自ら言い出したことがきっかけでした。

最初は、「途中でぐずったりしないかな?」「観に行って退屈なんじゃ…」と思いましたが、気づけば2時間ぐらいは観賞していたでしょうか。
あの日以来、子ども向けのアート本を読んだり、画家の伝記漫画を読んだりと、どっぷりアートにはまってます。

お子さんによって興味の対象は違いますが、美術館に行ってみると意外とお子さん連れの方も多く、美術館って大人だけのものだと思っていましたが、マナーをきちんと守れば子どももウェルカムなんだなと感じます。

自分が好きなもの、美しいものに触れると感性が育つ!なんて大層なことは言いませんが、子どもでも美しいものにはとんでもなく感動をしますし、多分その衝撃は大人以上。

だって、娘がゴッホをはじめて観た時に、「私、今までこんなすごいの観たことない!!!」と大感激してましたから。

最初は、本当にアートに興味があるの?と半信半疑でしたが、素晴らしいものを素晴らしいと感じる心は、大人も子どもも変わらないですし、子どもの方がいろいろな情報に惑わされない分、本当に好きなモノを見つける力があるのかもしれません。

 

アサヒビール大山崎山荘美術館

〒618-0071
京都府乙訓郡大山崎町銭原5-3
TEL:075-957-3123(総合案内)
FAX:075-957-3126

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