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夏休みの自由研究に!市販キットやアイデアいろいろ

小学校は夏休みシーズン!今年の夏休みは例年より短く、自由研究のネタものんびり考えてはいられない状況です。コロナウイルスの影響もあり、なるべく外出せずにおうちで楽しんでできるものが今年は人気で、短期間で研究ができるキット類も豊富に発売されています。

今回はそんな2020年の夏休み自由研究おすすめネタをご紹介させていただきます!

紙粘土づくり

今年小学校に入学した長女の自由研究として我が家が挑戦したのは、紙から紙粘土を作る「ホントの紙ねんど」というキットです。

自分で作るなんて想像もできないものが、実は身近な材料でできているという驚きや、化学変化を身をもって体験でき、娘もすごく楽しんで取り組んでいました。

キットには、紙粘土として使いやすい紙を始めとする材料が一通り入っており、自宅で準備するものはバケツとタオルだけでした。紙粘土を作るまでの行程は約一時間程度でできますが、作品を作るなら固まってしまうまでに製作をする必要があります。出来上がった紙粘土作品に色付けをしようと思うと、完全に乾燥するまでに1.2週間かかるので、夏休みが短いと作品の提出はできませんが、紙粘土を作る過程が研究なので完成品は乾く前に写真に撮って提出すればOKです。

紙粘土はこのくらいたっぷり完成します。

重曹とクエン酸を水にいれると発泡すること、化学変化を利用して紙を溶かすことなど、子どもからすると「なんで!?」「すごい!」の連続でした。そういった子どもの疑問や興味を持てる部分をまとめるだけでも、濃い内容の自由研究ができそうです。

ホントの紙ねんど販売ページ

アリの巣の観察

続いて試してみたのがこちらの「ふしぎの国のアリのすハウス」です。プラスチックのケースに二色の砂をいれて、外で捕まえてきたアリを入れると、途端にアリが巣を作り始めます。餌をいれたりしてもハウスからアリが出てしまうことはないので、家の中で「アリを飼う」事ができ、アリの生態をしっかり観察できます。

目的もなく観察していると、自発的な「気付き」はなかなか出てこないという子なら、アリに関する疑問をあらかじめリストアップしておくといいでしょう。我が家の小1の娘は、「アリは夜寝るの?」「働いているアリと働いていないアリは交代するの?」「アリは大きい食べ物はどうやって運ぶの?」という感じでいくつか疑問を紙に書き出し、それについて答えを知るために観察する、というスタイルで研究を行いました。

私自身、こんなに間近でアリを見るのは初めてだったので知らなかったことも多く、娘と一緒に感心することも多い実験でした。

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DAISO自由研究キットも

100均の自由研究キットも年々クオリティーがあがっており、種類も豊富になっているのでクラスでかぶってしまう心配も薄くなっています。

一般的なキットに比べると自分で準備するものは必要になるので、キット購入時にしっかり確認しましょう。

キラキラスライムをつくろう

洗濯のりを準備するだけで、子どもの大好きなスライムがつくれます。小学校高学年にもなるとスライムが粘りをもつ原理を調べてもいいとは思いますが、中低学年なら、「スライムを凍らせるとどうなるか」「スライムは水に浮くか」など作ったスライムで実験をしてみると自由研究らしくなります。

ミョウバンで紫結晶をつくろう

自由研究のネタを紹介する本等ではよく見かけるミョウバン結晶ですが、準備が面倒でなかなかやってみるに至らない印象でした。こちらのキットを使えば準備はかなり楽になるので試してみたいですね。結晶の変化を観察する形の自由研究になります。

水を一瞬で凍らせてみよう

こちらも100均のキットの中では自分で準備するものが少ないキットのひとつです。化学変化を目で見て体感できるので、中高学年におすすめです。

他にも、冷却パックを作ろう、ピカピカ泥団子を作ろう、などたくさんのキットが販売されていて、費用的にも手軽に試せます。キットの通りやってみるだけでなく、そのキットを使ってどこまで掘り下げられるかという部分が自由研究としての出来を左右するので、キットの内容が楽しそう!というよりは、それを使ってどうまとめるかを意識して選ぶといいでしょう。

こんな自由研究はいかが?

娘の自由研究ネタとして、私が娘に提案したものをいくつかご紹介します。なるべく買い足す物が少なく、家で一日程度でできるものを考えました。

洗濯実験

こちらは私が被服について勉強していた大学時代に実験をしたものの応用です。布にケチャップや醤油ラー油、マジックなど日常で有り得る汚れをつけて、そのまま水につける、手洗い、洗剤をつけて手洗い、洗濯機、手洗い後洗濯機、などなどいろいろな方法で洗って比較します。油性のシミには台所用洗剤、水性のシミには漂白剤がよく落ちるという結果になった覚えがあるので、そのあたりを意識して洗濯方法や汚れの種類を準備すると結果がわかりやすいでしょう。

汚れを落とす母の苦労を理解してもらえるのではと提案してみましたが、娘には選んでもらえませんでした(笑)。

身近なもので染色

こちらも同じく学生時代に実験でやったことのあるものです。紅茶やコーヒー、野菜の皮、など身近にあるものを煮出して布を染色します。綿の布とレーヨンなどの化学繊維の布の二種類を準備して、色の染まり方やどんなものがどんな色になるのかを調べます。スーパーで売っているミョウバンの粉を水に溶かしたら、色止め(染めた布の色が落ちないようにする)に使えたりと材料の入手も簡単です。いつもは捨てる野菜の皮が、案外きれいな色に染められる事に驚きますよ。

雑草調べ

家の近所にある雑草をとってきて、雑草図鑑を作ります。googleレンズというアプリで写真を撮ると草の名前などが出てくるので調べてみましょう。取った雑草は、段ボール2枚に雑草をいれたティッシュを挟んで、輪ゴムで留めたものを電子レンジでチンして押し花にします。大体1分半くらいでパリッとなりますが、足りなさそうなら10秒ずつ追加でチンして様子を見ます。電子レンジから出した直後は段ボールが熱くなっているのでミトンをするなど注意が必要です。

マスクを作る

自由研究ではなく、自由工作が課題になっているところも多いようです。そういった場合にはマスクを作るのも実用的でおすすめです。工作感覚で作れる立体マスクの作り方を別の記事で公開しているので、そちらを見ながらぜひ親子で作ってみてください。

立体マスクの作り方記事はこちら

親子の思い出作りに

コロナウイルスの影響で、お祭りが中止になったり、海水浴場がオープンしていなかったりと、例年のような夏の楽しみ方はできない夏休みをお過ごしのご家庭も多いでしょう。こんな時だからこそ、親子で一緒に取り組める自由研究を楽しんでみてくださいね。

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