自宅の一部や集会室、保育園や幼稚園の一室などを図書館のように開放する「文庫」という活動をご存知でしょうか。
こどもの絵本や読み物を置き、貸出をしたり、本の紹介やおはなし会をしたり、身近な場所でお子さんと本が出会える事を目的にして運営されています。
先日お邪魔した「ふうせん文庫」さんは、約33年前に活動を開始されました。
高槻市の寿町から、京都に移転され、約3年前より現在の富田団地にて運営されています。
文庫内貸し出しノートは現在31冊目！
小さな頃に文庫に通っていた方が大人になり、お子さんを連れてまた通って来られることもあるそうですよ。
「ふうせん文庫」さんでは、お絵かきや工作などで遊ぶことも出来るそうなので、遊びに来たこども達は本を読んだり、お絵かきをしたりと思い思いの時間を過ごしています。
文庫をされている海老ケ瀬さんは約33年前、天神山図書館しかなかった時代に、移動図書館にこども達がたくさん集まっている姿をご覧になり、文庫の活動を始めることにされたそうです。
また、ご自身が幼い頃暮らしていた東京の児童図書館が、ご自身や他のこども達の「居場所」としてとても救われていたこと、楽しかったことが記憶にあり「地域のこども達が、家庭や学校以外に行くことのできる、隠れ家のような場所を作りたい」と考えていらっしゃいます。
来ていたお子さんに話を聞くと「海老ケ瀬先生に会いたいから来てる」というお子さん、「友達と一緒に本を読んだり、遊んだりできるから楽しい」というお子さんがいました。
こちらの文庫には親世代が読んでいた懐かしい本、名作本も多数あり、そういった本を好んで読むお子さんもいるそうですよ。
図書館とは違った「文庫」
こども達の「ほっとできる居場所」として、お近くの方はぜひ一度訪れてみてくださいね。
【ふうせん文庫】
毎週日曜日 13：30～17：00
場所 ： 富田団地内
連絡先 ： テツナグ info@tetsunagu.jp
※個人での活動ですので、お問合せはテツナグにご連絡ください。
テツナグからふうせん文庫さんに内容をお伝えいたします。
(ご連絡の際はタイトルに「ふうせん文庫問い合わせ」などふうせん文庫さんへのお問合せだとわかるようにご記載をお願いします)