北摂ママのための情報サイト「テツナグ」日々情報更新中!

【ゴールデンウイーク】上方浮世絵館で浮世絵体験&歴史探訪【夏休みの自由研究にも】

子どもって、大人からすれば「なんで??」ってゆうモノにハマったりしませんか?
うちの小2の娘は、いわゆる渋いものが大好きで、中でも一番好きなのが「浮世絵」です。
浮世絵師の中でも、葛飾北斎が大好きで、北斎の伝記漫画を愛読したり、北斎をオマージュした絵を描くのが趣味。

「いつか本当の浮世絵を描いてみたいんだよねー」
と常々言う娘のために、浮世絵体験ができるところを探していたら…
大阪ミナミの法善寺横丁近くにありました!

ネコちゃんが目印♪

上方浮世絵館

〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波1-6-4
TEL/06-6211-0303
開館時間/11:00〜18:00(入館は17:30)
休館日/月曜日(休日の場合は翌日)

早速、親子で来訪した様子をレポートします。

上方(関西)で制作・版行された浮世絵を展示

上方浮世絵は人物画が中心で、特に歌舞伎役者の浮世絵が多いそうです。
逆に、江戸に多い風景画や美人画は少ないそうなのですが、その理由はよくわかっていないみたいですが、解説には上方と江戸の人の気質の違いでは?と書かれていました。

以前は、海外の観光客の方で賑わっていたそうですが、今は比較的空いているそうで、オープン直後に行くとお客さんは私たちだけだったので、じっくりと見学することができました!

浮世絵をじっくり見るためには、虫眼鏡は必須アイテム!
上方浮世絵館では数に限りがあるそうですが、ライト付きの虫眼鏡を無料で貸し出してくれます。

ライトをあてると、「空摺(からずり)」といって絵具をつけずに摺って、凹凸をつける技法があるのですが、空摺された模様を見ることができますよ。
細かい模様を虫眼鏡で見ると、驚くほど繊細で、娘も大感激していました!

そんなに広くない美術館なので、30分ぐらいで全てを見てまわれます。
(我が子は、浮世絵が好きすぎて、2時間いましたが‥笑)

いよいよ浮世絵体験!

館内を見てまわった後は、楽しみにしていた浮世絵体験。
初級・中級・上級と3種類の体験がありますが、今回は娘用に中級、自分用に上級を予約しておきました。
(予約は、来訪の3日前までに。電話が確実です。)

まずは丁寧に浮世絵について教えてもらいました。
浮世絵は、「絵師(下絵を描く人。北斎も絵師ですね)」「彫師(版をつくる人。版を彫るのは1カ月程かかるそう)」「摺師(すりし。版を摺って作品を完成させる人)」の三者が共同で制作するそうです。
現代にも浮世絵を生業とする方はいらっしゃるそうで、この3つの作業を一人で行っている方もいるのだとか!
器用すぎない?

今回の体験は、摺師のお仕事をやらせてもらいます。
小学校時代にやった版画と同じ要領ですが、何回も摺って色をつけていくので、ずれたり不要なところに色がつかないようにするのが難しいとのこと。

最初に黒の枠を摺ります。

 

左手でしっかりとずれないように抑えて、平行に力を入れるのがポイント。
ちなみに、全ての版には紙を置くための目印(左手で抑えているとこ)があって、この場所を「見当」と呼ぶのだそうですが、それが「見当をつける」といった見当という言葉の語源となっているそうです。

赤・黄色・緑と全部で4色摺りました。
絵具を定着させるために、糊を混ぜるなど、昔の方の知恵を教えてもらったり、スタッフさんが丁寧に教えてくださるのでやっててとっても楽しそう。

我が子は小2ですが、幼稚園ぐらいのお子さんなら親と一緒に体験できるそうですよ♪

結局、中級でコツを掴んだ娘が、上級もチャレンジすることに。

約30分ぐらいで2つ摺ることができましたー
ゴールデンウイークの近場体験としてもピッタリですし、夏休みの自由研究に訪れるお子さんも多いそうですよ♪
確かに、自由研究にもぴったりかも。

浮世絵ファンになること間違いなし!

浮世絵館に展示されていない浮世絵も、画集で見ることができます。

1階にはミュージアムショップもあり、我が子は給食に使うランチョンマット(北斎の赤富士柄)を購入してご満悦。
スタッフさんもとっても優しくて、質問すると丁寧に答えてくださるし、こじんまりとした規模で情報もわかりやすく整理されていて、見ごたえもあるので、お子さんのはじめての美術館巡りにもオススメです。

近場でお出かけスポットをお探しの方は、ぜひ訪れてみてください♪

最新情報をチェックしよう!